20世紀の私から、21世紀のあなたへ

 1985年の科学万博の際、「ポストカプセル郵便」といって、21世紀最初の元日に、
預けた郵便を配達してくれる企画がありました。
 私は、祖母が店をやっていて、そこで郵便切手なども扱っていた関係で、この企画の
チラシを見る機会があったのです。

 さて、とっくに2003年ですが、実際には2001年1月1日に配達されました。
 配達時は、カバーといいますか、こういう袋に入れられていました。

 このページのタイトル「20世紀の私から、21世紀のあなたへ。」は、この袋に
書いてある言葉です。

 これが、当時の私が送った封筒です。

 ガムテープで貼ったり、字がヘタクソなのは、ご愛敬です(笑)。

 カセットテープを同封していました。ハッキリ言って、重量に対して切手代は不足
だったと思います。じつは、16年間、これをおそれていました。配達のときに、
不足料金を請求されるのではないかと。21世紀に「負の遺産」を残すのではないか
と(笑)。実際は、請求されませんでした。

 なにを録音したのか忘れたので、怖くて聞いていません。手紙の文面によれば、
小1のときに友達と録音したテープをダビングしたものらしいですが・・・それに、
ひょっとしたらMSXのプログラムをB面にセーブしたような気がします。


 うちの実家と、周囲の風景写真も同封していました。家はその後、増築して、まったく
違う様子になっています。

 右上の写真は、雲仙岳がうつっています。1985年当時ですから、まだ噴火
していません。もともと、こういう形だったのです。


 それにしても、じつに恥ずかしい手紙です。拡大して読まないように(笑)。

 あまりにも恥ずかしい事を書いているので、そのままの文章ではなく、だいたいの
内容を箇条書きにしたいと思います。()内は現在の感想です(笑)。
 文章は、ナマイキな言葉遣いです。

 ・あけましておめでとう。
 ・元気かね?
 ・驚いただろう? (べつに。忘れてないし)
 ・感動して泣いてるだろう? (いいえ)
 ・2001年は実在した!
 ・結婚したか? (いらん世話だ)
 ・ソニーのMSX、HB−101を使っている。
 ・ノストラダムスはうそつきだっただろう。
 ・タイムマシンが発明されたなら、1985年3月26日に来て。
 ・電話はINSか?
  (当時は、ミームいろいろ夢の旅という電電公社提供のアニメが
  あって、キャプテンシステムとか、INSとか、VANなどが話題に
  なっていた)

 当時、親しかった友達の名前のリストなども書いてあります。最後のページの
下の部分は、自分の筆跡じゃありません。たぶん、K君が書いたのではないかと
思いますが忘れました。



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