4回目の事故
●2005年3月26日15時28分頃
久しぶりの休日なので、遠出してみた。その帰りに事故発生。
これは衝突した瞬間の、車載カメラの映像である。
(動画は、DVD化して保険会社に送付した。3月28日)
レイアウトは、左上から順番に、前方・後方・左方・(無接続)となっている。
日付は、4分割装置がボロなのでデタラメになっている。いくら合わせ直してもダメ。
相手との衝突部分は、前方カメラの視野の外なので見えていない。
時刻は、だいたい合っていると思うが、冒頭で事故発生時刻を15時28分とした
のは、携帯電話で110番通報した発信履歴からの推定である。事故が発生してから
すぐに通報した。携帯電話の時刻は正確だから、15時28分として良いだろう。
映像では、相手との衝突部分が見えなかった。ただ、衝突した瞬間には、全体が
グラッと揺れていた。
●事故の状況
まず、両者ともケガなし、車だけの物損事故で済んだ。
現場は市の中心部で、公共施設や大型商業施設などが集まっており、特に買物客が
多い時間は、渋滞してなかなか前に進めない事がある場所だ。
(以下、時刻はビデオ表示に従う)
15:25:11 自車、一時停止
信号は青
交差点の向こう側が詰まっているので、交差点に入ると邪魔になるから
一時停止した。向こう側が動くまで、対向の右折車に道を譲ろうと考えた。
初心者の頃、2〜3回ほど交差点の真ん中で立ち往生して迷惑をかけた
事がある。
15:25:12 相手車(ベンツ)が後方よりスーッと走ってきた。
15:25:15 自車、発進
交差点の向こう側が動き出したので自分も発進した。
15:25:16 衝突
相手車は左折してきた。自分は直進。
相手車は左前方のタイヤ付近のボディへこみ
自車の破損・傷は、右前方のバンパーおよびボディ、ウィンカーランプ、
ホイールキャップ
相手は、かなり高齢の医師で、警察官の質問に対し、左をよく見ていなかった、と
言っていた。
ベンツは少しへこんだだけだが、私のほうは右前方がボロボロ。右ウィンカーを作動させ
たらチカチカが早い。見たら、ランプが破損していた。
事故処理マニュアル通りに、まず車を道路端に移動した。相手にもケガが無い事を確認
してから、携帯電話で警察に電話した。冷静にやりとりができた。
・車同士の事故で、けが人はありません。
・場所は、大村市役所の近くです。ジャスコに入る所です。NABICビルが見えます。
・車は、道路端にとめています。
続いて車屋に電話した。じつは、ちょうど点検の案内が来ていて、いずれにしても車屋に
行かなければならなかった。まさか事故で連絡する事になろうとは。
担当の人は、相手がベンツだと聞いて、まさか、顔に傷のある人じゃないかと心配しまし
たよ、との事だった(笑)。保険会社に一任しますと言えば良い、と言われた。それから、車は
自走可能ですか、と聞かれて、はいと答えた。あとで修理に持っていきますと言った。
そして自分の連絡先を、いつも車に常備しているメモ帳に書いて相手に渡した。住所、
名前、自宅電話、携帯電話、勤務先電話番号を書いた。
相手からは名刺をもらった。そうだ、名刺が良いな。もし名刺が無くても、こういう時に
サッと渡せるように、あらかじめワープロで連絡先カードを作って、車に常備しておくと良い
だろう。
私は事故に慣れてしまったらしい。やるべき事を次々に、冷静に消化していった。
これもまた車に常備している、使い切りカメラで、車の破損個所を撮影した。
そして免許証と車検証を準備して待っていたら、しばらくしてパトカーが見えたので、手を
上げて合図をした。
おまわりさんは2人来た。あとからもう1台、現場検証用の大きい車が来たが、「お互いに
ケガが無いので、物損事故として処理して宜しいですね?」と確認したので、そのまま帰って
いった。人身事故の場合には、現場検証をするようだ。
おまわりさんに言われる前に免許証と車検証を渡して、質問にテキパキと答えていった。
通報したのはどなたですか?はい自分です。・・・という具合に。
「免許証に記載の住所や本籍地に変更はありませんか?」とも聞かれた。
最後に、どこの自動車学校を卒業されましたか、と聞かれて、はい、諫早自動車学校です
と答えた。たぶん、各自動車学校ごとに統計をとっているようだ。あーあー、前回の事故と
合わせて2回も諫早自動車学校の記録に傷をつけてしまったなあ〜。
当事者同士、お互いにゴチャゴチャ言い争う事もなく、冷静に事故処理が済み、パトカーは
帰っていった。
お怪我がなくて何よりです、お互いに気を付けましょうと、お互いに言い合って別れた。
それから私は、すぐ近くにあるシーハット大村の駐車場に車を止めて、保険会社のフリーダイ
ヤルに電話した。女性オペレータが、それでは、いろいろおたずねしますので、15分ほどお時間
を頂きますが、宜しいでしょうか・・・といった具合に始まった。
次の2点については、確認していなかったので質問に答えられなかった。今度は気を付けなけ
れば。
・相手の保険会社はわかりますか?
・相手の車のナンバーはわかりますか?
保険会社への届け出も終えて、さっきの事故のビデオを見てみた。うーん、直接、相手と衝突
した部分は前方カメラの視野外なのでわからない。でもちゃんと写っている。自分の記憶だけ
では頼りにならない。ここには、公正な証拠が残っている。面倒でも、常にビデオ録画していた
努力のかいがあった。
ドライブレコーダー(ここを参照)という物があるが、運転をビデオ録画するというのは私が2001年
5月に車を買った時から自分で考えて始めた事だ。こっちが先にやっていた、と思う(笑)。
初心者の頃、2回続けて事故を起こしたが、そのとき、警察官に事故の状況をうまく説明できな
くて、逆に、おまえウソ言ってるんじゃないかとか、怒られたのが悔しかった。慣れない事で混乱
していたから、思い出せなくてうまく説明できなかった・・・だからこそ、公正な証拠を記録する手段が
必要だと考えたのだ。
●車載カメラの改善
まず、相手との衝突部分が見えなかったから、カメラの取り付け位置を
現状でも夜間撮影はある程度できるが、さらに性能を上げるためスターライトカメラを
ズームレンズ付き
カメラの取り付け方法に工夫
配線の引き回しが邪魔なので何とかならないか。
(作成中)
●いろいろ考えた
こんな狭い国土だから、事故が起きない方が不思議だ。走行していれば、いずれまた
事故に遭うだろう。絶対に起きて欲しくないが、人身事故を起こす可能性もある。ああ、
それを考えると、運転するのが嫌になる。
一歩間違えば大変な事になる、そういう重大責任を負っているのが運転なのである。
運転が楽しいという人がいるが私は信じられない。楽しいわけがない。楽しいどころか、
重大な責任を負っている。重い責任を背負って、覚悟して、仕方なく走っている。少なく
とも、私はそう考えている。
行儀の悪い運転者も多い。それを見ているとイライラする。よくこんな人たちに免許を
与えるなあと思う。
事故が予測できれば良いが、必ずしも予測できるとは限らない。先日、福岡を中心に
大規模な地震が起きたが、そういう天災は予測できない。しかし自動車事故は人災だか
ら、ある程度は予測可能ではないか。
危険を予測するような訓練は自動車学校でもやったが、学校で教わらない事も現実の
道路にはたくさんあるだろう。それに、常に前後左右?を神経質なまでに確認する事も
困難だ。気分が良い時もあれば、疲れ切っている時もある。若者もいれば老人もいる。
人間だから、カンペキは無い。
●修理完了
2005年4月9日、ようやく修理完了。
さっそく、○ッツ○ヨタ○○○○店に、引き取りに行った。駐車場に、自分の車が
とめてあるのを見て少々ニヤリ。やっぱり自分の車がいい。代車のダイハツ・ミラは
よく走るし小回りがきくので、ちょっと気に入っていたんだが。
まずは、任意保険の支払いをする。ちょうど更新の時期にきていた。今回の事故で
保険を使ったので、いくらかは上がるだろうと思い、少し多めにお金を持ってきた。
上がっても、5000円とか1万円ぐらいだろう、と思っていた。
ビックリその1
本来なら、今回の更新で¥58,000ぐらいになるはずだったが、3等級下がって、
6F等級になったため、いきなり¥86,080・・・ ガチョーン!!
そんなにお金持ってきてないよ・・・・・・ぜんぜん足りないよ・・・・・・。ショボーン。
「支払いは来週でもいいですよ」との事で、それまでにお金を用意しておく事にした。
6F等級なんて、初めて保険を契約した時の等級じゃないだろうか。1年生に落第しま
した、という感じか。
事故が保険の更新前だったのもタイミングが悪かった。等級が上がった後だったら、
まだマシだった。
さて、修理のついでに、12ヶ月点検をしてもらっていた。その代金¥11,800だけ
今日は支払った。副店長から、点検の内容について簡単な説明を受けた。要するに
異常がないということだった。
仕事があるので、早めに戻る事にする。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちょうど昼前なので、スーパーに寄って、弁当を買った。その弁当を載せようと、後ろの
ドアを開けたら・・・・・・あっ、なんだこりゃ!
ビックリその2
後部座席の足もとに、黒い金属棒が転がっていた。おいっ、何だよ「これ」はッ!!
ラベルが貼ってあり、これはバンパーだ。
これって、なんなんだよ。なんで転がってるんだよ。本来、取り付けるべき部品を、
ほったらかしにしているのか?そうだとしたら、ヤバくないか。走行中にバラバラに
なったらどうするんだ。
どこにどう取り付けるのか知らないが、車体の骨組みのような部品じゃないか??
・・・・・・私のクレーム魂が燃え上がった。
さらに拍車をかけて、
ビックリその3
コインホルダーがない!!ガソリンスタンドのポイントカードはあるのに、コインホルダーが
丸ごとなくなっていた。
事故のあと、車を修理に預ける時に、確かに、貴重品はすべて降ろしたのだが、あとで
コインホルダーを降ろし忘れた事に気づいてはいた。
運転席の右の下側に、手前に引くと開く、物入れがある。そこに、10円、100円、500円
が入る、スプリング式のコインホルダーを入れていた。両面テープ付きだが、物入れの中
なので、貼り付けてはいなかった。50円玉は入らないので、2〜3枚、放り込んであった。
10円、100円、500円は、めいっぱい詰め込んでいた。だから合計3000〜4000円は
あったと思う。
それが、コインホルダーごと無くなっていた。バラバラに放り込んでいた50円玉も無くなっ
ていた。
まさか盗まれたんじゃないか?まさかそんな・・・・・・ありえないと思った。たぶん、降ろし
忘れたんじゃなくて、ちゃんと降ろしていたんだろう。自宅に、降ろした荷物と一緒に
置いてあるはずだ。きっとそうだ。そうに違いない。
とりあえずスーパーの駐車場で、座席の下やらトランクの中やら、あちこち調べまくった。
しかし見あたらなかった。えーっ、まさかウソだろう。
そのまま職場に行くつもりだったが、自宅に寄って調べる事にした。さて、荷物は・・・・・・
あれっ、やっぱり無い。一カ所にまとめておいたのだから、コインホルダーだけ別の場所に
置いていないと思う。それでも、周囲を探し回ったが、結局、無かった。
あー、あー、あー、困った困った!!
もうこれは、苦情を言いに行くしかないと思った。
そうだ、「おみやげ」のバンパーの証拠写真も撮っておかなくては、というので撮影した
のがさっきの写真。
またお店に逆戻り。
その前に、休日手数料が取られるのが嫌だったが、用事をいっぺんに済ませてしまおうと
思って、ATMで保険代をおろしておいた。
到着。
バンパーをかかえて、降りた。自動ドアが開いたら、営業担当が目の前にいた。一瞬
キョトンとした表情で、「どうされました?」との事。
私:「いやー、いいおみやげをいただきました」
これって取り付け忘れじゃないだろうな?と問いつめました。すると副店長が出てきて、
申し訳ありません、修理で使う必要がなかったので返品するつもりで置いていたものです。
降ろし忘れていました、失礼致しました、と言う。
私:「それだけじゃないんです。小銭入れが無くなっています」
さらに、
私:「それに、さっき板金屋の伝票をチラッと見たらホイールキャップ交換と書いてあったよう
ですが、事故当時のまま、傷が入ったまんまなんですが、交換しましたか?」
こうなると、点検したと言うのが疑わしくなってくる。12ヶ月点検のオイル交換だって、本当に
やったのか?
私:「さっきの伝票を見せなさい。そして現物を1つずつ示しながら、私の前でチェックしなさい」
かなり頭に来ていた。なんでこう、トラブルがいっぺんに重なるんだろう。ムカムカー。
外に出て、目の前でホイールキャップを交換させ(交換を忘れていたそうだ)、ボンネットをあけて、
修理した箇所をひとつずつチェックさせた。
小銭に関しては、責任を負えないの一言だった。降ろし忘れた私にも過失がないわけじゃない。
それでも、お客さんの大事な車を預かる以上は、信用というものがあると思う。あとで降ろし忘れた
のに気づいたけど、信用しているから、あわてて取りに行かなくてもいいかな、と思ったんじゃないか。
話を聞くと、以前、宝石が無くなったという騒ぎがあったらしい。本当にそうなのかもしれないが
人間は色々いるから、悪意があって狙っているヤツかもしれない。
法律的に、車屋はどこまで責任があるのか分からないが、調べてみる必要があるだろう。
とにかく弁償よりも、まず、確認してほしいと頼んだ。板金屋に電話していたようだが、お客さん
の物だから、必要のない所を勝手に開けたりしないそうだ。結局わからないまま。営業担当と、
副店長に、申し訳ございませんと、ペコリと頭を下げられただけで終わり。
カーナビは降ろしていなかったが、盗まれてはいなかった。たぶん、小銭だけなら、警察に届け
ないと思ったのかもしれない。カーナビまで盗んだら、警察が動いてヤバイかなとか、そういう考え
じゃないだろうか、泥棒は?
何よりも、人の物を盗むという事が許せない。絶対に、絶対に許せない。
なんだかトラブル続きで、時間を浪費して、くたびれた一日だった。
★皆さん、修理や車検などで車を預ける時は、貴重品や金銭は、絶対に降ろしましょう!!
カギをつけたまま放置したりしているので、いつ泥棒に盗まれるか分かりません。
自動車店は、責任を負えないと主張するため、結局は泣き寝入りになります。
また、自動車店側でも、貴重品や金銭は必ず降ろすよう、お客さんに声をかけるようにして
もらいたい。
追記:
車上荒らしなんて、他人事だと思っていた。スーパーの店内放送で、「車上荒らしが多発して
おります、ご注意下さいませ」と何度も言ってるのを聞いても、そんなにあるものなのかなあ、
ほんまかいなと聞き流していた。
「車上荒らし」で検索すると、いろいろな被害例を見る事ができる。たかだか1000円ほどの小銭
を盗むために、ガラスを割ったりドアをこじったりされて、そっちのほうが大損害だったという例も
あった。
とにかく金目の物が見える状態ではいけない。といっても、見えないように隠すのではなくて、
基本的に、車内には貴重品や現金を置かない事だ。
●終了
今日は4月25日、ちょうど事故から1ヶ月になる。
午前中に、保険屋さんから電話があった。
相手が100%の割合で、話がついたそうだ。
よって、こちらの修理代も、相手の保険から出る事になる。
つまり私の保険は使わなかった事になり、3等級ダウンは無かった事になる。
余分に払った保険代は、精算してくれるそうだ。
ちなみに、双方の修理代は・・・
自分: ¥136,000
相手: ¥125,865
いやー、相手は、ちょっとへこむ程度だったと思うのだが、そんなにかかるのか。
こちらは、かなりパーツも交換したのに。
これで、今まで経験した事故4回は、2勝2敗となった。
でも、まあ、運転していれば、これからも、事故はあるだろうな。
避けられるものなら避けたいが、避けようがないんじゃないか。
人をはねて殺して、手錠かけられて交通刑務所に入れられる可能性も、ゼロとは
言えないだろう。
いや、刑務所に入れられるよりも、人からずっと責められる事のほうが苦しいかも
しれない。
私が小学生の頃、父が、近所の子供をはねた。大けがだったが、命に別状なかった。
しかし私は、まわりの連中から、「おまえのオヤジが○○○ちゃんをはねた!」と、攻撃
された。なんで私がいじめられるんだ。なんで私が言われなければならないのか。とても
嫌なことだった。
確かに大けがだったので、足には傷跡が残ってしまった。でも、父は、遠くの病院まで
何度もお見舞いに行っていた。私もついていった。きちんと謝っていた。果たすべき義務
は果たしたと思う。
○○○ちゃんも不注意だった。停車中の車のかげから、急に飛び出したのだ。
お互いの不注意が重なって、事故は起きる。
ケガじゃ済まない事もある。一人の人間の未来を奪ってしまうかもしれない。
一生を棒にふってしまうかもしれない。
マイナス思考だけど、現実は、そうなのだ。
いかに事故を起こさないようにするか。