2006/09/18(月)自転車用フラッシャー

自転車用フラッシャー

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昭和50年代の初歩のラジオかラジオの製作に載っていた自転車用フラッシャーを組んでみた。多分こんな回路図だろうという記憶を頼りに再現すべく取り組む。

確か乾電池1本で一年間光り続けるという内容だったと思う。1.5VでLEDを光らせるためにコンデンサーによるチャージポンプ回路が入っている。そしてそのチャージポンプを発振回路でON-OFFする。この発振回路でまたしても深みにはまって丸一日を費やす。

PNPとNPNトランジスタでPUTを模倣したよくある発振回路であるが、定数が本当にシビアだ。R1とR2は単にバイアスを与えているハズであるが、低い値で設定しないと発振しない。幾つかの雑誌記事に載っている回路ではどれも1Kと470である。これを10Kと4.7Kでは全く動かない。R2を1K固定にしてR1をバリオームで振って見るが動作範囲は非常に狭い。点滅周期は約1HzでLEDが光るのは一瞬である。それ以外のタイミングではこのR1とR2の抵抗が電流を無駄に消費している訳である。あー当時の記事が読みたい。

LM3909ディスコン

元を辿れば、インターネットの話題でLM3909(LEDフラッシャー)のICがディスコンだという話を読んで、そういえばトランジスタでも簡単に作れるだろうと思いついたのが事の始まり。簡単な回路ほど奥が深いのがアナログの世界である。

2006/02/05(日)AMラジオの出力回路(SEPP)

SEPP回路図

SEPPの回路図

SEPPのバイアス調整って必ず半固定抵抗でアイドリング調整するのですが、ラジオの出力段に使う程度だからなんとかならないかと手持ちのSWダイオードとトランジスターの組み合わせ実験を始めましたが、あっけなく汎用のトランジスタとSWダイオードで納得の行く回路が完成しました。なんせ、電源に006Pを使おうとすれば、消費電流を抑えるのが実用化への道ってもんです。まぁ100円ショップで2個100円ですからそんなに気にはしていませんが。でもA級シングルよりはプッシュプルでどうかという算段で始めたのですが。

バラックで組み立て

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回路を組んでみれば音を鳴らして見たくなるのが人情ってもんです。9Vの006P+2SC945/2SA733ですから少しでもインピーダンスを合わせるために32Ωなスピーカを使いました。これ100円ショップのヤツですが問題ないですね。

愛用のMP3プレーヤを繋いで音楽聴いてみましたが、思いっきり昔のポケットAMラジオな音がするもんですねぇ。回路も低域なんか無視したコンデンサーの定数ですが・・

でも、もう少しマシな音がしても良かろうに。と思い、スピーカを家にある一応Hi-Fiらしき物に変えたらそれなりにキチンとした音がしました。AMラジオの音って結局あの、小さなスピーカの音そのものなんですねぇ。


1SS131

ところで型番が1SSで始まる物は全部ショットキータイプだとばっかり思っていました。そうではないんですね。

2SC945/2SA733

トランジスタって結構同一ロット・同一ランクでもかなりバラツキがでるのですね。HFEが下は200上は320位でした。一応50本づつ購入してコンプリメンタリ・ペアを選別して使ってみました(この作業が一番時間が掛かった)