2007/05/20(日)ニノミヤ,ついに事業廃止

ニノミヤ,ついに事業廃止

つい一ヶ月程前に始めて、日本橋の「ニノミヤ パーツランド」に行ってきたばかりだが、ニノミヤ自体が廃業されるそうです。パーツランドは6月10日に閉店らしいので、もう一度日本橋へ出かけないと。あそこにしかないパーツがごまんとあるからなぁ。京都の寺町店もきっともうないのだろうか。

ニノミヤからのリリーススラドの記事

6MHzの発振子

8048のノーマルバージョンは基本クロックが6MHzなんですが、巷によくあるセラロック(セラミック発振子)は4M,8M,10M,12Mはあるけれど6MHzってなかなかないんです。

6MHzのセラロック

この写真の物は日本橋の共立電子でパーツケースの底の方に残っていた怪しい物で最近購入した。以前に京都の寺町通りにあったニノミヤで水晶発振子を購入したことがあって、もっと買って置けば良かったなぁと後悔。

癒し

そんな訳で、このセラロックが使えるかどうか昔のボードで簡単なテスト。

8048ボード

2端子であるからコンデンサは内蔵されていないだろう。外付けのコンデンサなしの状態で約6.09MHzで無事発振を確認。テストプログラムはLEDが右から左へ、そしてまた右へと光が往復するだけの至極簡単な物だ。しばし眺めていると「やっぱりEP-ROMバージョンの8748は単純な作りが一番似合う」としみじみと思う。セラミックパッケージ。窓付き。そして40PinのDIPというスタイルがノスタルジーなんだと。また、これに使われている赤色LEDが年代物で物凄く暗い物なんです。最近の高輝度LEDとは色合いが違うのと、ビーム角が広い(というか正面から見ても全く眩しくない)為だろうか。そしてCPUを触るとほんのりと暖かい。癒しだな。これは。

led.lst

ソースリストはこちら

2007/05/08(火)8048 FeRAM

8048ボードの自己書き換え成功

もう1年以上も前に作った8048マイコンボードV2による自己書き換えに成功した。但し、自己書き換えと言っても8748の内部EPROMではないけど。外部プログラムメモリーとしてEEPROMのX2816を使った場合は書き込み後に暫くアドレス線を静止させなければならず、8048ではこれが非常に難しく暗礁に乗り上げたままだった。

しかし世の中にはRAMTRONのFRAM FM1608というデバイスがある事を知り、SRAMのように書き込めROMのように扱える夢のデバイスがある。今回はこれに置き換えて挑戦してみた

FRAM(FeRAM)FM1608とは

通常のSRAMのように扱えるので乗せ変えるだけと思いきや、これが全く動かず。しばしデータシートを眺めると、/CS(チップセレクト)端子を動かしてアドレスを内部にラッチさせないとダメとありました。この8048ボードは/CS線はGNDに繋がっているので原因究明。空きスペースにTTLの74LS08を置いて、8048からのPSEN,RD,WRでNegative-ORして/CS線に繋いであげると動き出しました。

ROMソケットの教訓

当初このボードには外付け用に24Pinのソケットを使っていたが、FM1608は28Pinで困った。仕方ないので新しい28Pinのソケットを用意してそれを加工して4Pin分だけ延長した。ボードに空きスペースがあって本当に良かった。この拡張突貫工事が出来なければ今でも8048とFeRAMなる競演はまだまだ実現せず、FeRAMも永遠のお飾りだったかもしれない。今度からは28Pinソケットにしておこう。

夢は膨らむ

基礎実験が終わったのであとは、8048用にモニタープログラムを作って、PCとシリアル通信してプログラムを読んだりオンメモリー空間に書き込んだプログラムを実行する。という昔のボードコンピュータみたいな事が出来そうだ。が、これが実現するのは一体何時になることやら。

FM1608増設
FM1608増設

20070508_1.jpg
汚い配線