2015/12/05(土)eBayで2SC945なる物を買ってみた

中国から送料込み 2SC945 100本 $1.58 約200円が届きました。

eBayを見ていたら「2SC945 100Pcs Free shipping」と有ったのでオーダしてみました。丁度二週間後の本日到着。

この写真の右側が中国産の2SC945。正面から見ると一回り小さいだけに見えるが、厚みが本物の半分くらい。TO-92の形状だがサイズは半分くらい。hFEは300程度。ワイヤレスマイクも問題なく動作しました。

但し、eBay,Alibabaなどでも同じ写真が得られるが、どれも「P 331」というランク表示とデートコード(笑)。A733もC1815も「P 331」というマークが見つかる。挙句の果てにはS8050もS9011も2N3904もなぜか「P 331」や「GR 331」「G 331」。つまり、マークは変えているけど中身は知らないよって事ですね。そう考えるとこれは、2SC945の互換品なんかではなくて、2SC945-P331ってマークしてある何かの部品と考えるべきしょう。

数量は124本入っていて、ピン配列はECBで互換。ちょっと面白そうなので暫く家にある工作物で使ってみようと思っている。

2SC945-P331

  • 左側:NEC 2SC945 Pランク
  • 右側:2SC945 P331 とマークしてあるトランジスタ

2015/11/09(月)2SC945を使った1石FMワイヤレスマイクの製作

1石ワイヤレスマイク

多分、四半世紀振りにワイヤレスマイクを組んでみた。

昔は赤鉛筆(丸い鉛筆の代名詞)に0.8~1mmのスズメッキ線を8回程度巻いていた。

しかし実際に巻いてみるとコイルが大きすぎてしっくり来ない。そこでボールペンの芯(直径3mm)に巻いてみると程よい大きさになる。周波数が87MHzと少し高いので9回でも良いかもしれない。しかし9回巻くとコイル長が5mmでは足りなくてブレッドボードやユニバーサル基板の間隔とマッチしない。

トランジスタはどれを使っても同じように動いた。2SC454,2SC536,2SC828。しかしやっぱり大好きな2SC945を今は使っている。

受信機側も用意が必要

今のラジオは大抵PLLで100KHzステップしか受信出来ない物が多い。安いアナログ式のラジオが必要。こういった背景があり、ワイヤレスマイク工作が現在はあまり見受けない要因の一つと思う。

エレキットの想い出

小学校の頃だったと思う。母親とデパートに行ったときに、エレキット(という組み立てキットシリーズがあった)のワイヤレスマイクを買って貰って作った事がある。動いたときは本当に嬉しかった。あの時代はラグ板だったし、帽子タイプの2SC372だったハズ。赤鉛筆に巻くのはラグ版で使うにはこの位の大きさが合うのだと思う。また今のようにFET付のコンデンサマイクではなくて、スピーカをマイク代わりに使っていた。当時の記憶を辿れば、トランジスタで増幅してから発振回路に接続していたし、コイルの途中からタップを出してリード線アンテナを出していた。だからアンテナ線に触ると周波数が変わってしまう。それでも楽しかった。