2023/11/12(日)7石トランジスタラジオキット その-3 (ゲルマトランジスタ化)

3か月間も放置しているトランジスタラジオキットですが、本日は雨日という事で組み立ててみる事にしました。
前回AF段をゲルマトランジスタ化してしまったので残りもゲルマニウムトランジスタ化します。これによって幾つかの変更点に合わせて回路図を起こしました。使用トランジスタは 2SB187 2SA202 及び 2SA203 です。CONV段を2SA201にすればSANYOのゲルマニウムトランジスタで揃えられたのですが手元にありませんので、東芝の 2SA52 としました。
使用したトランジスタは以下の通り
VfHfe
CONV2SA52TOSHIBA237mV41
1st2SA202PSANYO226mV86
2nd2SA203PSANYO218mV36
DET1N34AHITACHI*143mV
AF2SB187SANYO139mV109
PA2SB187SANYO131mV82
PA2SB187SANYO132mV95
1N34Aだけはパーツテスターで測定するとなぜか704mVという高い値が出たので3V+56KΩで電流を流してピン電圧を測定した結果。それ以外はパーツテスターでの測定値

前回書いた通りコイル類は特殊です。また初段のIFTが断線していましたのでRPEパーツさんから7mmのIFT(黄色)を購入して代替しました。実際に基板に部品を取り付けて見ると以下の問題がありました。
  • キットに最初から入っているOSCコイルの足が錆びていてハンダが乗らない
  • 基盤の穴が小さくて購入したIFTのケースから伸びているピンが刺さらない
  • そして致命的なのがゲルマトランジスタが大きくてケースへ取り付けるタッピングビス用のネジ穴が塞がれてしまった
組立後の写真

この写真で判るように4つのコイルの間に3つのゲルマトランジスタが窮屈に刺さっています。コイルケースとトランジスタの外装缶は接触しています。そしてその足元にケースへ取り付けるタッピングビス穴がありますが既にドライバーもネジも入らない状態です。

昼頃から初めて既に夜になってしまったので今日は此処まで。通電して音が出るかなぁ。
続く