2023/11/18(土)7石トランジスタラジオキット その-4 (ゲルマトランジスタ化)

オリジナルの回路図とゲルマトランジスタ用に修正して組み立てた回路は以下の通り。
ゲルマトランジスタラジオ回路図(K108B-2)

前回組み立てたラジオに電池を繋いで、まずは電流を計測してみました。
TrhFE
CONV2SA5241340uA
1st2SA202P86470uA
2nd2SA203P36330uA*
AF2SB187953mA
PA2SB187906mA
2ndの電流は1mAを狙って設計したつもりですが幾分少ないです。これはトランジスタのベース電流を無視して計算してしまった為です。次にトリマを中点にし、バリコンを回してOSCの発振波形と周波数を観測してみます。
位置発振周波数-455KHz
Min972KHz517KHz
Max2034KHz1579KHz
発振コイル波形(Max/Min)

発振波形は問題なし。発振周波数範囲も大体OK。スピーカからはノイズらしきが聞えているのでバリコンをゆっくり回して行くとKBSラジオ(1143KHz)が元気に聞えました。未調整の段階で受信出来ました。ラジオキットなのですから当然の事なのですがちょっと拍子抜け。そして特に異常発振もなさそうです。後は調整とケースへの組み込みです。