2024/06/15(土)Aitendo ケース付きFMラジオきっと [K-FM2003A]の作成

Aitendoさんより発売されている ケース付きFMラジオきっと K-FM2003Aを購入(900円)して組み立てて見た。TA2003P(相当品)とTDA2822M(NJM2073D)を使用し乾電池2本でスピーカを鳴らす事が出来る。TA2003PはFM/AM用のICだがFM回路のみを実装しておりシンプルで互換ICのテストベンチとして良さそう。このラジオにはAFC回路が付いているのも面白い。

パーツ一式の検品

K-FM2003A

過不足はなさそうだがビスナットがこれで正しいのか疑問。そしてバリコンはAM/FMの4連が入っている。IC類はソケットを使用するつもりだったが最初からソケットが入っていた。コイル類は空芯、セラミックフィルタ使用なので調整箇所は殆ど無い。

組立て

基板はガラスエポキシの片面が使われている点が良い。組み立て説明書等は無いのでサイトの情報を見ながらシルク印刷の部品番号とパーツ定数を確認しながら半田付けして行く。

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ポリバリコンの取り付け向きが不明だったのでLCRメータでチェックし30pF側を特定。バリコンを良く見るとAM側にはラグ板が付いている。SW付きボリュームは裏面から挿入してハンダ付けする。どうやら余ったワッシャーとタッピングビスはスピーカを固定する為の様だ。
AM/FMバリコン
組立て後

動作確認

乾電池を繋いでボリュームを回すと何やら放送が聴こえたので動いている様子。海外仕様なのでヘテロダイン周波数は上側だろうと推測して、先ずは受信周波数の上限を118.7MHz(108+10.7)となるようにOSC側のトリマーを調整。TinySAを横に置いてスキャンすると局発が現れるのでそれを見ながら大体の位置に調整。下側は80MHz程度であるが基板のコイルが既に密着している状態なのでこれ以上の調整は難しそう。バリコンの目盛りと受信周波数の関係は以下のグラフの通り。国内のFM放送は76MHzから94.9MHzなので低い周波数の放送は受信出来ないのと、バリコンの半分程度しか有効範囲が無いのが残念。無信号時の消費電流は21mA程度(単三乾電池2本)だがBTLアンプが使われているので爆音で鳴らすことも可能。
tinySAでの調整
目盛りと受信周波数

感想

多くの安価なFMラジオキットはイヤホンがアンテナだったりするが、このキットはロッドアンテナが付いているので部屋で聴くには便利だ。ケースは大きめだが置いて使うには座りが良い。感度は悪くない。しかし音がキンキンしていて聴きづらいのが残念だ。この部分は改良出来るだろうか。

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