2025/10/05(日)セラミックフィルタ SFU455Bによる455KHz発振回路

家に死蔵しているセラミックフィルタ(中国製) SFU455Bで発振回路ができないか試してみた。旨く行けば455KHzの簡易発振器が出来上がるのでは?
SFU455 oscillator 455KHz

最初に三端子セラロックと同じように組んでみたが何故か2.09MHzというとんでもない周波数で発振した。
成功した回路では無調整回路とは思えないくらい綺麗な出力を得ることが出来た。しかし出力インピーダンスは高く100K→10Kでは発振が止まってしまう。周波数をピッタリ455KHzに追い込めるかは追試が必要だが、455KHzが欲しいなら別のデバイスを使った方が良さそう。
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二次高調波が基本波より40dB以上少ない。簡単に見積もってひずみ率1%くらいか。
セラミックフィルタによる455KHz発振回路


最終的にはよくある変形コルピッツ回路へ変更。その結果高調波が殆ど見えない程度まで綺麗な出力となった。これで周波数が455KHzピッタリなら文句無いのだが。
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2025/04/05(土)トランジスタを使ったキットと回路図(aitendo版)

2023/06/19(月)水晶発振子周波数測定キットをちょっと改造して6MHz以下の水晶もテスト出来るように改造

色々なところで安価に売られているが一般的にはどれも同じような物。
しかしどうやらオリジナルはAndrewさんのCrystalTesterの様子。そしてPICを使った周波数カウンターの部分はDL4YHF Frequency counter with a PIC and minimum hardwareを使っている模様。*1
家にあるクリスタルの確認に使う事があるけれど、周波数が低いクリスタル(6MHz以下)だと発振してくれない。

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2023/06/03(土)微弱領域でのシリコンダイオードの順方向電圧

一般的にシリコンダイオードの順方向電圧(Vf)は0.6Vで計算する。しかし微弱領域(1uA程度)であれば実際の順方向電圧は0.2V~0.3V等と非常に低い。ゲルマラジオの検波に使ったことがあるけれど、ゲルマダイオード1N60と比べても音量は少し下がるけれど使えない事は無い。実際TOSHIBAのデータシート(1SS337)には珍しく小電流領域までグラフが描かれている。一般的なデータシート(1S2076A)では微弱領域までグラフが描かれていないが、同様の傾向を示すだろう。

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