2009/07/12(日)2SA100のピン配置

中波帯の発信回路

前に作った超簡単LC発振回路だが

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何気にコイルを100uH,コンデンサの値を390PFとかにしてみると中波帯の約700KHz前後が確認できた。これは・当然の結果だったが、よくよく見ると刺さっているトランジスタはなんと2SB187。現在のシリコンの汎用トランジスタならともかく昔の低周波用ゲルマトランジスタはスペックがfab=1MHz。その為か発振出力は220mV。なら高周波用のゲルマトランジスタに替えれば良いだろうと意気揚々に手元にある2SA49に差し替えると発信周波数が上がり(690KHz -> 800KHz)、その上発信出力も向上(220mV -> 500mV)

で次にパーツBOXの中の2SA100と交換すると発振出力がなんと10mVと激減。あれ壊れているのか。と悲しみながら別の2SA100と交換するも結果は同じ。その次の2SA100も・・・。ならばと虎の子の2SA104と交換するも結果は同じ、別の2SA104でも・・・。合計2SA100が4本と2SA104が3本と試すも散々な結果となった。あまりの悲しみにしばし唖然。

ピン配置間違ってますか?

ところで、何気にEBCを逆に差し込むと

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発信出力300mVを確認。おぉー。でもなんで?ピン配置はこの写真に向かって左側からエミッタ・ベース・コレクタのハズ。規格表にも記載があるが、それを逆向きに(エミッタとコレクタを逆接続)使うとなぜか発信出力が上がる。といっても低周波用の2SB187より少し多い位だけれど。因みに2SA49でも逆接続動作を確認。発信出力は二割減。もう少し解析して見る必要アリ

2つの2SB187

ところでなぜか成績の良い2SB187だが他の低周波用の2SB55/2SB75/2SB77では全く発信しなかった。パーツBOXを見ると2SB187には二種類があった。緑色のチューブを被っていてる2SB187-TVは確かに良い成績だが、別のロットと思われるチューブを被っていない2SB187ではやはり発信しなかった。通常はテスターでhFEを測定する程度だけれど、少し周波数を上げて試験してみると、素性が露わになった訳だ。

2007/11/26(月)HT7750

HT7750の追試

昨日の実験ではダイオードによる差異があまりみられなかったが、裏技であるLX-GND間にコンデンサーを入れると確かに小電圧時に出力増強を得ることが出来る。しかし3Vで実験すると大した差は出なかった。そこでこのコンデンサーが無い状態で実験してみると、ダイオードによって出力に差が出ることが判った

下の実験結果でIcは一次側の電流。Voutは二次側の出力電圧。

しかし相変わらず、コイルの辺りをテスターやらオシロのプローブ、その他にも指で触った程度で出力が増大するという怪奇現象は起こる。

ダイオードIc(mA)Vout(V)
11EQS1016.13.02
1DL4A112.83
1SS1318.22.75
1S2076A7.52.72
ERA15-067.22.65

デジタルテスター便利!

実験データを得るのに最初は古くから使っているHIOKIのアナログテスターだが、データ収集にはデジタルテスターが便利だ。それに今回のように低電圧の電流を読むときにはアナログテスターではどうしても内部抵抗(ブリーダー)の影響が出てしまう。

テスターの電流計のレンジは30mAと300mAだが、300mAのレンジでは2.5mAが識別できる最小単位だし、30mAレンジでは内部抵抗の影響が出てしまう

今回はホームセンターで千円程度で購入したデジタルテスターが活躍した

2007/06/09(土)マルチバイブレータ

マルチバイブレータ

パーツボックスを見ていたら、サビサビになっている2SB75が6本。捨てようかと思ったが、テスターで調べてみるとHFEも80~110前後で生きているようだ。それと、プリント基板の切り端もあまっているから何か作ってみようと思い立ったのがこの「2石LEDピカピカ回路」。トランジスタ入門書なら必ず紹介される回路。家にある部品で特に古そうな物を選んで作ってみた。LEDも非常に古いタイプで約30mA流しているが全く眩しくない。

作成例
マルチバイブレータ

2007/04/30(月)B級プッシュプルアンプ

初めてのトランス式

ラジオのキットでは何度もお目にかかっているが、自分で一から製作したのは生まれて始めて。ブレッドボードにトランスを載せる為に16Pinの幅広ソケットを流用。トランジスタはいつもの2SC945(NEC)ランクはP(HFEの実測値は約300)。割とまともな音がするので気を良くして今日はこいつでBGMを流しながらの久々のBLOG更新だ。使っている抵抗の定数が4.3とか4.3Kとかなのは手持ちの古い物があったため。ドライバー段のエミッタバイパスコンデンサーはゲインが高すぎるため取り去った。出力段のST-32は新品で、ドライバートランスは20K:4Kと印字されておりデータからサンスイのST-28コンパチ品と思われる。

出力側から僅かだがNFBを掛けたのは視聴した結果、音域が狭く感じたので後から追加した。現在は電圧を9Vに上げて使用している。この場合アイドリング電流が流れすぎるのでバイアス抵抗を2.2Kから3.3Kに変更している

ブレッドボード
回路図