2007/04/30(月)B級プッシュプルアンプ
初めてのトランス式
ラジオのキットでは何度もお目にかかっているが、自分で一から製作したのは生まれて始めて。ブレッドボードにトランスを載せる為に16Pinの幅広ソケットを流用。トランジスタはいつもの2SC945(NEC)ランクはP(HFEの実測値は約300)。割とまともな音がするので気を良くして今日はこいつでBGMを流しながらの久々のBLOG更新だ。使っている抵抗の定数が4.3とか4.3Kとかなのは手持ちの古い物があったため。ドライバー段のエミッタバイパスコンデンサーはゲインが高すぎるため取り去った。出力段のST-32は新品で、ドライバートランスは20K:4Kと印字されておりデータからサンスイのST-28コンパチ品と思われる。
出力側から僅かだがNFBを掛けたのは視聴した結果、音域が狭く感じたので後から追加した。現在は電圧を9Vに上げて使用している。この場合アイドリング電流が流れすぎるのでバイアス抵抗を2.2Kから3.3Kに変更している


2007/01/07(日)ゲルマニウムトランジスター
[ラジオ]ゲルマニウムトランジスター
古いパーツボックスから現れた物。全体的に色がくすんでいるが未使用の品だ。なぜか2SB77だけはピカピカに光っている。他にも幾つか見つかったが、サビが出ていて品番が読めない状態の物が多い。パーツ屋では殆ど見かけなくなったが、オークションサイトには大量に出回っている。懐古趣味な人向けだね。そういう自分も2石レフレックスとか大好きですが。
2SA77 RF Ge.D 東芝 18V 5mA 55mW fab=110MHz
2SA100 RF Ge.D 松下 40V 10mA 70mW fab=20MHz
2SA104 RF Ge.D 松下 40V 10mA 70mW fab=50MHz
2SA476 RF Ge.D 東芝 18V 10mA 55mW fab=65MHz
2SB77 PA Ge.A 日立 25V 100mA 150mW HFE=85
2SB156 PA Ge.A 日立 16V 300mA 150mW HFE=70
2SB187 PA Ge.A 三洋 25V 150mA 200mW HFE=80-120
2SB220 PA Ge.A NEC 30V 200mA 225mA HFE=50
2SB324 PA Ge.A 松下 32V 1A 200mW HFE=53


[ラジオ]トランスのデータシート
トランジスタラジオに欠かせないのがトランス類だが、音声部分のトランスといったらサンスイである。詳細なデータシートをPDFで入手できる。今でも現役である事が素晴らしい。プッシュプル用のドライバートランスST-22,ST-25や出力トランスのST-32,ST-45はお馴染みだ。
また、JARL(日本アマチュア無線連盟)のページにはHTML化したデータシートがある。折角の古いトランジスターを活かすにはやっぱりトランス駆動じゃないとね。