2025/05/24(土)超再生検波を試す K-FM3TR-HLDの制作

2023/06/30(金)ゲルマニウムトランジスタのhFE測定

7石トランジスタラジオキットをいっその事ゲルマニウムトランジスタ化出来ないか?と思い回路図を眺めている。一部に簡単な固定バイアス回路が採用されておりこの点は修正の余地があると思う。シリコントランジスタと違いゲルマニウムトランジスタはIco(バイアス無しの状態でコレクタに流れる電流)が大きくそして温度に敏感でコレクタ電流が大きく変化する。ではIcoやhFEはどの程度の物なのか実際に測定してみる事にする。

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2022/12/18(日)2SK241の代替 高周波用 MOS-FET SANYO 2SK544

我が家にはトランジスターのストックは大量にあるが、FETとなると数本しか手持ちがない。ラジオ回路でよく使われた2SK192や2SK241もまだ入手可能らしいので今のうちに仕入れしようと思いネットを捜しまわた挙句、2SK241相当のSANYO 2SK544を安く入手。まぁ私の場合は精々ラジオでしか使わないので秋月で売っている海外品でも良いハズなんだけれども、やっぱり国産が良いなぁ。2SK192A相当はJ211か2SK212(SANYO)でこれは秋月で売っています。
2SK19 2SK30A 2SK544

2021/11/06(土)簡単な中波帯の発振回路とトランジスタ毎の測定結果

トランジスタによる最小構成の中波帯発振回路

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一番簡単と思われる発振回路をブレッドボードで作成。コルピッツ発振回路に必要なエミッタとグランド間のコンデンサを意図的に外してある。実際はトランジスタの持つCie(ベースとエミッタ間の寄生容量)を利用する。そこでトランジスタを変えてどんな測定結果が出るだろうと試してみた。

小信号向け国産汎用トランジスタの中波帯での傾向

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主観的に4つのグループに別けてみた。発振出力と発振周波数は反比例します。発振出力が大きいから良いトランジスタではなく、寧ろCieが大きい事を示しています。こういった特性はテスターの簡易HFE測定では判らない動特性を見て取ることが出来ます

  • 第①グループ NECの汎用トランジスタ2SC945
  • 第②グループ 東芝の汎用トランジスタ2SC1815
  • 第③グループ その他の汎用トランジスタ。同世代の2SC458や2SC828,2SC536は2SC372と同等の傾向が見られる。また中国から格安で購入した2SC945(No14)がオリジナルとは異なっている事も判った。測定結果だけを見ると2SC1815は2SC372を2SC945側に寄せていった改良品かもしれない
  • 第④グループ 高周波用途のトランジスタ。参考としてFairchildの2N3904(中国からの購入でない)も計測

2016/12/18(日)弛張発振回路の作例

Lチカ・弛張発振回路。成功する例。失敗する例。

弛張発振回路

ブレッドボードなどで良くあるトランジスタでLEDをピカピカさせる回路。要するにダーリントランジスタを高抵抗でONさせているが、負荷が軽くトランジスタが十分にONしていると発振しない。

点滅しない例

LEDと直列に抵抗を入れたりすると、この定数ではLEDは点灯したままになる。点滅させる為には、220kを4.7Mなどにすると点滅を繰り返すようになる。またトランジスタのランクを下げる(HFEの低い物を組み合わせる)なども有効だろう。