2007/11/26(月)HT7750

HT7750の追試

昨日の実験ではダイオードによる差異があまりみられなかったが、裏技であるLX-GND間にコンデンサーを入れると確かに小電圧時に出力増強を得ることが出来る。しかし3Vで実験すると大した差は出なかった。そこでこのコンデンサーが無い状態で実験してみると、ダイオードによって出力に差が出ることが判った

下の実験結果でIcは一次側の電流。Voutは二次側の出力電圧。

しかし相変わらず、コイルの辺りをテスターやらオシロのプローブ、その他にも指で触った程度で出力が増大するという怪奇現象は起こる。

ダイオードIc(mA)Vout(V)
11EQS1016.13.02
1DL4A112.83
1SS1318.22.75
1S2076A7.52.72
ERA15-067.22.65

デジタルテスター便利!

実験データを得るのに最初は古くから使っているHIOKIのアナログテスターだが、データ収集にはデジタルテスターが便利だ。それに今回のように低電圧の電流を読むときにはアナログテスターではどうしても内部抵抗(ブリーダー)の影響が出てしまう。

テスターの電流計のレンジは30mAと300mAだが、300mAのレンジでは2.5mAが識別できる最小単位だし、30mAレンジでは内部抵抗の影響が出てしまう

今回はホームセンターで千円程度で購入したデジタルテスターが活躍した

2007/11/25(日)HT7750

HT7750によるステップアップコンバータ

夏ごろ入手していたHT7750をバラックで組んでみた。色々な方が実験されているがこのチップのうたい文句通りの出力100mAは無理なようです。私が実験したかった事はスイッチングダイオードの違いを見たかったのです。

ファーストリカバリーダイオード(1DL41A)やショットキーバリアダイオード(11EQS10)と一般整流用(ERA15-06V1)とでは思っていたよりも雲泥の差が出たが、一般的なスイッチングダイオード(1SS131,1S2076A)でもこの程度の出力ならば結構使えるなぁという結果が得られたのは大きい。

コイルについてもトロイダルコアの100uHとアキシャルリードの100uHとでは差異が見られなかった。他の方が実験されたblogでは22uH辺りが最も出力が高くなるそうであるが、手持ちに無かった。

HT7750の裏技か?オシロのプローブで反応

どんな波形なのかとHT7750のLX - GND間にオシロのプローブを当てるとLEDの光が強くなることを発見した。ならば?と思い、LX - GND間にコンデンサーを入れる事で出力が大きくなることを発見!。パラメータを変えてみると0.033uF辺りがよさそうであった。それも、マイラーではなく、セラミックでなけれならない所がなんとも、怪しいが・・・。

でも、これはブレッドボード上の配線の影響もあるのだろうなぁと思ってはいるが、今回はこれで良しとしよう。

HT7750

2007/06/09(土)マルチバイブレータ

マルチバイブレータ

パーツボックスを見ていたら、サビサビになっている2SB75が6本。捨てようかと思ったが、テスターで調べてみるとHFEも80~110前後で生きているようだ。それと、プリント基板の切り端もあまっているから何か作ってみようと思い立ったのがこの「2石LEDピカピカ回路」。トランジスタ入門書なら必ず紹介される回路。家にある部品で特に古そうな物を選んで作ってみた。LEDも非常に古いタイプで約30mA流しているが全く眩しくない。

作成例
マルチバイブレータ

2007/05/20(日)ニノミヤ,ついに事業廃止

ニノミヤ,ついに事業廃止

つい一ヶ月程前に始めて、日本橋の「ニノミヤ パーツランド」に行ってきたばかりだが、ニノミヤ自体が廃業されるそうです。パーツランドは6月10日に閉店らしいので、もう一度日本橋へ出かけないと。あそこにしかないパーツがごまんとあるからなぁ。京都の寺町店もきっともうないのだろうか。

ニノミヤからのリリーススラドの記事

6MHzの発振子

8048のノーマルバージョンは基本クロックが6MHzなんですが、巷によくあるセラロック(セラミック発振子)は4M,8M,10M,12Mはあるけれど6MHzってなかなかないんです。

6MHzのセラロック

この写真の物は日本橋の共立電子でパーツケースの底の方に残っていた怪しい物で最近購入した。以前に京都の寺町通りにあったニノミヤで水晶発振子を購入したことがあって、もっと買って置けば良かったなぁと後悔。

癒し

そんな訳で、このセラロックが使えるかどうか昔のボードで簡単なテスト。

8048ボード

2端子であるからコンデンサは内蔵されていないだろう。外付けのコンデンサなしの状態で約6.09MHzで無事発振を確認。テストプログラムはLEDが右から左へ、そしてまた右へと光が往復するだけの至極簡単な物だ。しばし眺めていると「やっぱりEP-ROMバージョンの8748は単純な作りが一番似合う」としみじみと思う。セラミックパッケージ。窓付き。そして40PinのDIPというスタイルがノスタルジーなんだと。また、これに使われている赤色LEDが年代物で物凄く暗い物なんです。最近の高輝度LEDとは色合いが違うのと、ビーム角が広い(というか正面から見ても全く眩しくない)為だろうか。そしてCPUを触るとほんのりと暖かい。癒しだな。これは。

led.lst

ソースリストはこちら

2007/05/13(日)らーめん缶

[雑談]らーめん缶

最近は100円の自動販売機が割りと設置されているのですが、近所に新しく設置された自動販売機の上段には

おでん缶が並べられていて、「おでん缶もメジャーになったなぁ」と思っていたのですが、その隣には

札幌 らーめん缶 味噌味・醤油味

「札幌 らーめん缶 味噌味・醤油味」が並んでいました。これはと思い、買って来ました。1本250円でした。

"缶を開ければラーメン一丁!手間いらずで出来たての味。新開発したヘルシーな蒟蒻麺(こんにゃく)が、のびずにいつでも美味しい「らーあん缶」を誕生させました。"

とパッケージに記載されています。

2007/05/08(火)8048の外付け領域をFeRAMに換装

8048ボードの自己書き換え成功

もう1年以上も前に作った8048マイコンボードV2による自己書き換えに成功した。但し、自己書き換えと言っても8748の内部EPROMではないけど。外部プログラムメモリーとしてEEPROMのX2816を使った場合は書き込み後に暫くアドレス線を静止させなければならず、8048ではこれが非常に難しく暗礁に乗り上げたままだった。

しかし世の中にはRAMTRONのFRAM FM1608というデバイスがある事を知り、SRAMのように書き込めROMのように扱える夢のデバイスがある。今回はこれに置き換えて挑戦してみた

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