2022/02/12(土)1石 電子びっくり箱とネオン管の点灯実験

昔からある電子びっくり箱。トランジスタ用の小型トランスとトランジスタによるブロッキング発振で触るとビリビリするし、ネオン管を点灯させる事も出来る。欠点は2つあって割りと消費電流が大きいのとネオン管の片側しか点灯しない事である。実際、2SC945では暫くするとトランジスタがオーバーヒートを起こして発振しなくなってしまう。この写真で点灯している側がマイナス側(負極)である。

電子びっくり箱

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2022/01/25(火)ラジオ用の2.5mmプラグイヤホンを入手

2.5mmプラグのイヤホン

安価なイヤホンは100円ショップで沢山売っていますがナント2.5mmプラグのカナル式イヤホンが売っていました。AceとかHomerの古いラジオは2.5mmジャックが付いていますがこれのイヤホンとなると今では入手が難しいと思っていました。しかしダイソー売っているという事は今でも現役で使われている機器があるのでしょうかね。このサイズ。

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2022/01/22(土)100均で売っている片耳イヤホンの内部

ステレオ対応片耳イヤホン

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iPadのお供に便利そうなイヤホンを見つけて購入(100円)けれども音が悪すぎる。低音がボンボンと強調され、音域のバランスが悪く聞いていて疲れる。内部はどうなっているのだろと分解して写真を撮ってみた。

分解した結果

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よく見ると小さなチップ抵抗らしき物が見える。抵抗値を測定すると

  • GND-L(42Ω)
  • GND-R(42Ω)
  • L-R(24Ω)

である。そこで想定される回路は多分こんな感じ。

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2022/01/21(金)2SB54を使ったツインT発振回路

クリスタルイヤホンとゲルマニウムトランジスタ

少し前にクリスタルイヤホン(正しくはセラミックイヤホン)が出てきたので簡単な発振回路を作って見た。トランジスタは我が家のパーツボックスから出て来た古いトランジスタを流用。2SB54の動作確認も兼ねている。こういったパーツの日本製が入手出来なくなって久しいです。

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ツインT発振回路

当初2.2kΩの抵抗は3.9kΩだったが、ゲルマニウムトランランジスタでは発振しなかったので定数を変更した。しかし家にあるゲルマニウムトランジスタは古くて劣化している為か、選別しないと発振しない物もあった。しかし電圧を9Vに上げれば大抵のゲルマニウムトランジスタが発振した。

2021/11/06(土)簡単な中波帯の発振回路とトランジスタ毎の測定結果

トランジスタによる最小構成の中波帯発振回路

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一番簡単と思われる発振回路をブレッドボードで作成。コルピッツ発振回路に必要なエミッタとグランド間のコンデンサを意図的に外してある。実際はトランジスタの持つCie(ベースとエミッタ間の寄生容量)を利用する。そこでトランジスタを変えてどんな測定結果が出るだろうと試してみた。

小信号向け国産汎用トランジスタの中波帯での傾向

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主観的に4つのグループに別けてみた。発振出力と発振周波数は反比例します。発振出力が大きいから良いトランジスタではなく、寧ろCieが大きい事を示しています。こういった特性はテスターの簡易HFE測定では判らない動特性を見て取ることが出来ます

  • 第①グループ NECの汎用トランジスタ2SC945
  • 第②グループ 東芝の汎用トランジスタ2SC1815
  • 第③グループ その他の汎用トランジスタ。同世代の2SC458や2SC828,2SC536は2SC372と同等の傾向が見られる。また中国から格安で購入した2SC945(No14)がオリジナルとは異なっている事も判った。測定結果だけを見ると2SC1815は2SC372を2SC945側に寄せていった改良品かもしれない
  • 第④グループ 高周波用途のトランジスタ。参考としてFairchildの2N3904(中国からの購入でない)も計測

2021/06/21(月)Fujitsu版の8749(MBL8749)は内蔵RAM容量が256Byteだった

何気にインターネットでFujitsu版の8749であるMBL8749のデータシートを眺めていると'256x8bit static RAM'という文字が飛び込んできた。

8749という品番からIntelの8048ファミリーのチップでROM 2KB, RAM 128Bのハズなのに。そこで内蔵RAMのダンプを取ってみた。

MBL8749 DataSheet

比較にNECの8748と8749のダンプリスト

NECの8749は128Byteのようだが、Fujitsuの8749は256Byteあるようだ。

uPD8748 64Byte RAM

uPD8749 128Byte RAM

uPD8749 128Byte RAM

MBL8749 256Byte RAM

MBL8749 256Byte RAM

MBL8749のデータシート入手方法

現在GoogleでMBL8749を検索するとなぜか別のデータシートが表示され、そしてMBL8149Nで検索すると正しいデータシートが見つかるこれも謎だ。

2021/05/11(火)MCS48 8048ボードにピンソケットの追加

2006年に製作したボードにピンソケットを追加

Arduino用に購入した7SEGのLEDモジュールを8048で使って見たくて2006年に製作したボードにピンソケットを追加してみた。プログラムの作成には相変わらずアセンブラとPROMライタによる書き込みとソケット抜き差しが必要だがこれで少しはこのボードの有効活用が出来るかな。

8048開発ボード

2021/04/09(金)8048マイコンと直結可能なデバイスを調べてみた

8CHトランジスタアレイ

秋月電子さんのページには8CHトランジスタアレイとしてTD62083とTBD62083の両方が売っている。この2つの違いはTD62083がダーリントントランジスタでTBD62083がMOSトランジスタ。入力PINに流れる電流が異なる。データシートから読み取るにTD62083は2.7V/1mAでTBD62083は2.5V/0.1mA。8048の出力はCMOSでは無くHレベルの出力電流はとても少ない(VoH=2.5V/-50uA)。試して見たいなぁ。

23LC512 SPI SRAM

同じく秋月さんに23LC512が売っている。これはSPIインターフェースのSRAMでこれも8048に接続して使用出来そう。SPI通信なら同期通信なのでソフトウェアでなんとでもなる。問題なのは8048にはUARTが無いので非同期シリアル通信を効率よく裁けないことだ。SPI通信のUARTデバイスだとMAX3100があるけれど入手は難しそうだな。

2020/12/05(土)引っ越しの整理で、ホーマー 4SP-420が2台も出てきた

古いラジオが発掘された。

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どちらも同じ4SP-420だが片方はシリコントランジスタ(2SC1359,2SC828x3)でもう一方はゲルマニウムトランジスタ(2SA100,2SB176x3)を使用している。

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シリコントランジスタの方では全てが2SC828でも問題ないと思われるが、敢えて高周波用のトランジスタを使っている所が素晴らしい。

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