2022/02/12(土)1石 電子びっくり箱とネオン管の点灯実験

昔からある電子びっくり箱。トランジスタ用の小型トランスとトランジスタによるブロッキング発振で触るとビリビリするし、ネオン管を点灯させる事も出来る。欠点は2つあって割りと消費電流が大きいのとネオン管の片側しか点灯しない事である。実際、2SC945では暫くするとトランジスタがオーバーヒートを起こして発振しなくなってしまう。この写真で点灯している側がマイナス側(負極)である。

電子びっくり箱

簡単にネオン管の両極を点灯させる方法

ブロッキング発振では電流をOFFにするタイミングのスパイク電流を使っているが、トランスの駆動インピーダンスを高くするとトランスの分布容量を使って擬似共振しているかの様に動作する。ネオン管の輝度は少し下がったが消費電流も下がり一石二鳥である。

ネオン管の両極を点灯させる方法

乾電池でネオン管を点灯させる回路

肝心の回路は驚くほど簡単でベース抵抗を220kΩと高くしただけ。出力波形を見ると上下に電圧が発生しているのが判る。半面、スパイク状の電圧が少なく、触ってもビリビリしないので電子ビックリ箱としての用途には不向き。

乾電池でネオン管を点灯させる回路

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