2023/06/30(金)ゲルマニウムトランジスタのhFE測定
2021/11/06(土)簡単な中波帯の発振回路とトランジスタ毎の測定結果
トランジスタによる最小構成の中波帯発振回路
一番簡単と思われる発振回路をブレッドボードで作成。コルピッツ発振回路に必要なエミッタとグランド間のコンデンサを意図的に外してある。実際はトランジスタの持つCie(ベースとエミッタ間の寄生容量)を利用する。そこでトランジスタを変えてどんな測定結果が出るだろうと試してみた。
小信号向け国産汎用トランジスタの中波帯での傾向
主観的に4つのグループに別けてみた。発振出力と発振周波数は反比例します。発振出力が大きいから良いトランジスタではなく、寧ろCieが大きい事を示しています。こういった特性はテスターの簡易HFE測定では判らない動特性を見て取ることが出来ます
- 第①グループ NECの汎用トランジスタ2SC945
- 第②グループ 東芝の汎用トランジスタ2SC1815
- 第③グループ その他の汎用トランジスタ。同世代の2SC458や2SC828,2SC536は2SC372と同等の傾向が見られる。また中国から格安で購入した2SC945(No14)がオリジナルとは異なっている事も判った。測定結果だけを見ると2SC1815は2SC372を2SC945側に寄せていった改良品かもしれない
- 第④グループ 高周波用途のトランジスタ。参考としてFairchildの2N3904(中国からの購入でない)も計測
2016/12/18(日)弛張発振回路の作例
Lチカ・弛張発振回路。成功する例。失敗する例。
ブレッドボードなどで良くあるトランジスタでLEDをピカピカさせる回路。要するにダーリントランジスタを高抵抗でONさせているが、負荷が軽くトランジスタが十分にONしていると発振しない。
点滅しない例
LEDと直列に抵抗を入れたりすると、この定数ではLEDは点灯したままになる。点滅させる為には、220kを4.7Mなどにすると点滅を繰り返すようになる。またトランジスタのランクを下げる(HFEの低い物を組み合わせる)なども有効だろう。
2016/12/01(木)安定動作の2線式弛張発振回路
安定動作の2線式弛張発振回路
やっと安定して動作する弛張発振回路となった。部品定数が多くなってしまったが、非常に再現性が高い。トランジスタも適当な組み合わせでOK。元々は豆電球の点滅回路として何度か作っているが、豆球やトランジスタの組み合わせで原因不明な点滅しない場合があった。(点灯したままになる)
1.C1とR1で間隔を広範囲に変更可能
2.R2で点灯時間を広げられる。豆球の時に必須
3.回路は電源と負荷の間に接続された2線式である
2016/11/20(日)2SC1330は本当に2SC945だった
2SC1330を殻割りしたら本当に2SC945が出てきた話
復活を目論むアマチュア無線家JR2WZQの備忘録のページにあったフィン付きトランジスタについての考察。私の手元にある2SC1330を殻割りしたら本当に2SC945が出てきて驚いた。それも古いパッケージ品の物。少し電流を流し過ぎたりすると、パッケージがもの凄く飛び散るタイプのヤツですね。
2SC945の新旧比較
- 左:2SC1330から取り出したトランジスタ
- 中:2SC945の旧型パッケージ品
- 右:2SC945の後期パッケージ品 TO-92
尚、世の中には以下のような物も流通しているらしい
2015/12/20(日)弛張発振回路
2015/12/05(土)eBayで2SC945なる物を買ってみた
中国から送料込み 2SC945 100本 $1.58 約200円が届きました。
eBayを見ていたら「2SC945 100Pcs Free shipping」と有ったのでオーダしてみました。丁度二週間後の本日到着。
この写真の右側が中国産の2SC945。正面から見ると一回り小さいだけに見えるが、厚みが本物の半分くらい。TO-92の形状だがサイズは半分くらい。hFEは300程度。ワイヤレスマイクも問題なく動作しました。
但し、eBay,Alibabaなどでも同じ写真が得られるが、どれも「P 331」というランク表示とデートコード(笑)。A733もC1815も「P 331」というマークが見つかる。挙句の果てにはS8050もS9011も2N3904もなぜか「P 331」や「GR 331」「G 331」。つまり、マークは変えているけど中身は知らないよって事ですね。そう考えるとこれは、2SC945の互換品なんかではなくて、2SC945-P331ってマークしてある何かの部品と考えるべきしょう。
数量は124本入っていて、ピン配列はECBで互換。ちょっと面白そうなので暫く家にある工作物で使ってみようと思っている。
- 左側:NEC 2SC945 Pランク
- 右側:2SC945 P331 とマークしてあるトランジスタ
2015/11/09(月)2SC945を使った1石FMワイヤレスマイクの製作
多分、四半世紀振りにワイヤレスマイクを組んでみた。
昔は赤鉛筆(丸い鉛筆の代名詞)に0.8~1mmのスズメッキ線を8回程度巻いていた。
しかし実際に巻いてみるとコイルが大きすぎてしっくり来ない。そこでボールペンの芯(直径3mm)に巻いてみると程よい大きさになる。周波数が87MHzと少し高いので9回でも良いかもしれない。しかし9回巻くとコイル長が5mmでは足りなくてブレッドボードやユニバーサル基板の間隔とマッチしない。
トランジスタはどれを使っても同じように動いた。2SC454,2SC536,2SC828。しかしやっぱり大好きな2SC945を今は使っている。
受信機側も用意が必要
今のラジオは大抵PLLで100KHzステップしか受信出来ない物が多い。安いアナログ式のラジオが必要。こういった背景があり、ワイヤレスマイク工作が現在はあまり見受けない要因の一つと思う。
エレキットの想い出
小学校の頃だったと思う。母親とデパートに行ったときに、エレキット(という組み立てキットシリーズがあった)のワイヤレスマイクを買って貰って作った事がある。動いたときは本当に嬉しかった。あの時代はラグ板だったし、帽子タイプの2SC372だったハズ。赤鉛筆に巻くのはラグ版で使うにはこの位の大きさが合うのだと思う。また今のようにFET付のコンデンサマイクではなくて、スピーカをマイク代わりに使っていた。当時の記憶を辿れば、トランジスタで増幅してから発振回路に接続していたし、コイルの途中からタップを出してリード線アンテナを出していた。だからアンテナ線に触ると周波数が変わってしまう。それでも楽しかった。
2015/04/18(土)シリアルオシレータ
EDN-Japanにあったシリアルオシレータ回路
2線式であるため回路の途中にSW代わりに追加する事で点滅が可能。元記事はこちら
2012/09/17(月)乾電池でネオンランプの点灯
乾電池でネオンランプの点灯
昔は006PとST-26の組み合わせで昇圧してネオンランプを点灯させる記事がありました。ST-26は無いのですが使い捨てカメラのフラッシュ回路から取り出したトリガートランスを利用して作成した。
懐かしい色合いのネオンランプ
片側だけが光っている。まだ改良の余地がありそうだ。
トリガートランス
こんな感じでソケットに載せてブレッドボード化。ブレッドボードは耐圧が全然足りていなくて、高圧側は隣のピンに指しても暗く光ってしまう位に電流が漏れている。