2011/02/27(日)秋葉原にて

日立 1N34A

出物を発見 一本30円也。日立の刻印付きのゲルマダイオードだ。店員が「珍しいですよ」というので意味も無く購入。

日立 1N34A

Hfeの低いトランジスタ

こちらが、探し物の2SC382。フォワードAGC用の特殊な物。ロットがかなり古いらしく、頭にペイントがされてランク表示されている。実物を見るのは始めてだが、持ち帰ってよくよく見ると別のロットも混じっていた。

それと2SC1923のRランクも見つかったので購入。デジタルテスタでHfeを測定するとどれも40~60程度。アナログ回路ではHfeが低いほうが上手く動いたりするから少し在庫で持っておく事にする。

2SC382 2SC1923-R

小沢電気商会

5月一杯で店頭販売終了。6月末にて廃業との事。昭和20年からの長い間ご苦労様でした。秋葉原の魅力がまた一つ減りましたね。

2010/05/24(月)レフレックスラジオ

[ラジオ]レフレックスラジオ向きのトランジスタ

耳で判断しているので性能は相対値。L0(聞こえない) L1(小さいが聞こえる)...L5(よく聞こえる)

ゲルマトランジスタ

同一品でもバラつきが大きいが、ドリフト型で且つhFEが高い物が良いようだ

L0 2SA202 2SA203

L1 2SA49 2SA101 2SA472

L2 2SA476

L3 2SA104

L4 2SA100 2SA77

2023/01/21追記

L5 2SA353

シリコントランジスタ

汎用品は大差がなかったが、中出力の物は感度が落ちている

L3 2SC735 2SC2001 2SC2120

L5 2SC372 2SC454 2SC536 2SC711 2SC717 2SC828 2SC829 2SC945 2SC1815

L5 2SC1906 2SC2878 2SC3355 2SC1923 2SC3622

2009/07/12(日)2SA100のピン配置

中波帯の発信回路

前に作った超簡単LC発振回路だが

20090712_1.jpg
20090712_2.jpg
何気にコイルを100uH,コンデンサの値を390PFとかにしてみると中波帯の約700KHz前後が確認できた。これは・当然の結果だったが、よくよく見ると刺さっているトランジスタはなんと2SB187。現在のシリコンの汎用トランジスタならともかく昔の低周波用ゲルマトランジスタはスペックがfab=1MHz。その為か発振出力は220mV。なら高周波用のゲルマトランジスタに替えれば良いだろうと意気揚々に手元にある2SA49に差し替えると発信周波数が上がり(690KHz -> 800KHz)、その上発信出力も向上(220mV -> 500mV)

で次にパーツBOXの中の2SA100と交換すると発振出力がなんと10mVと激減。あれ壊れているのか。と悲しみながら別の2SA100と交換するも結果は同じ。その次の2SA100も・・・。ならばと虎の子の2SA104と交換するも結果は同じ、別の2SA104でも・・・。合計2SA100が4本と2SA104が3本と試すも散々な結果となった。あまりの悲しみにしばし唖然。

ピン配置間違ってますか?

ところで、何気にEBCを逆に差し込むと

20090712_0.jpg
発信出力300mVを確認。おぉー。でもなんで?ピン配置はこの写真に向かって左側からエミッタ・ベース・コレクタのハズ。規格表にも記載があるが、それを逆向きに(エミッタとコレクタを逆接続)使うとなぜか発信出力が上がる。といっても低周波用の2SB187より少し多い位だけれど。因みに2SA49でも逆接続動作を確認。発信出力は二割減。もう少し解析して見る必要アリ

2つの2SB187

ところでなぜか成績の良い2SB187だが他の低周波用の2SB55/2SB75/2SB77では全く発信しなかった。パーツBOXを見ると2SB187には二種類があった。緑色のチューブを被っていてる2SB187-TVは確かに良い成績だが、別のロットと思われるチューブを被っていない2SB187ではやはり発信しなかった。通常はテスターでhFEを測定する程度だけれど、少し周波数を上げて試験してみると、素性が露わになった訳だ。

2009/07/09(木)Z80ワンボードマイコンを5Vのモバイル電源で動かす

5Vのモバイル電源

最近のデバイスは3.3Vな物が多いが、古いデバイスでは5Vが標準だ。

今までは5Vの給電は秋月の5VのACアダプタを主に利用しているが、希にコンセントが遠くにある場所でも使いたい場合があった。そんな時はテーブルタップでコンセントを延長して使っていた。

少し前にマルツ電波でUSBケーブルの先が2.1ΦのDCプラグになっているケーブルを見つけて購入しておいた。2.1Φは秋月のACアダプタと同じな上、極性も同一。本体側を2.1Φにしておけば、USBコネクタ付きのノートパソコンからも電源が取れる2WAYに変身する。

しかし、5Vが欲しいが為にノートパソコンを持ち歩くのも変な話だ。そんな時、セブンイレブンで見つけたのがこの携帯電話用の充電器。

20090709_0.jpg

本体部分がUSBポートになっていて、USBと携帯電話の充電ケーブルがセットになって価格は990円。乾電池2本から5Vに昇圧するモバイルガジェットと考えてさっそく購入して見た。

トップランド コードプラス充電器

http://www.topland.co.jp/productshtml/mobile/m333.html Panasonicのエボルタアルカリ乾電池2本付き。

この充電器には電源SWがありません。USBポートの出力をテスターで計測すると5Vが常に出力されています。そこで乾電池側の無負荷電流を計ってみると0.06mAでした。これなら電源SWは不要なのかもしれない。

分解してどんなデバイスを使っているのか見てみたいけれど、まだ購入したばかりだからなぁ。

使い捨てタイプの充電器も600円程度であるが、これは乾電池を交換出来るし、一般的な単三タイプ。充電式電池が一般化して我が家にもWii用に常備してあらから、ランニングコストはかなり安いと思う。

C-MOSでなくてもいいかも。

これからはニッケル水素電池が2本あれば何処でも5V電源が取れるようになったから8048で作った幾つかの工作物の利用範囲が広がった気がする。

単三乾電池2本で動作するZ80ワンボードマイコン

そんな訳で家にあるZ80のワンボードマイコンをこの充電器経由で動かしてみた。

20090709_1.jpg
モバイルコンピュータとは呼べないと思うけれど・・・。

2009/03/13(金)ニセ2SA733

要注意なトランジスタ ニセか? 2SA733

NECは既にTO92パッケージの品種を販売していないのですが、我が家のパーツボックスには古き2SA733のストックもある。ランクを見ようとよくよく見るとA733Cとマークされている。それもマークが通常のNEC品とは違うようだ。ランクもR,Q,P,Kの4択のハズだがなんだかGにも見えるぞ。

しばしgoogleで検索していると確かに2SA733Cというパーツが見つかった。しかしそこにはメーカー名がSamsungとなっている・・・目が点。

しかしSamsung品番ではKSA733となっている。データシートを見ると確かにランクはO,Y,G,Lとなっている。他にもFairchild(KSA733),UTC(KSA733),KEC(KTA733)などが見つかった。これ何処で買ったか思い出せないなぁ。本体には2Sの文字がないからKSAだろうがKTAでも区別は付かない。でも自分は2SA733だとてっきり思い込んでいた。

問題はピンの並びだ。Fairchildのデータシートには"-C"のサフィックスは"Center Collector"と書かれており、ピンの並びが日本仕様のE-C-Bとなっている事が記載されていた。

しかし通常の"-C"が付かない物はピンの並びがE-B-Cとなっている。もしもこんな物を間違って買ってしまったら、もう訳が解らなくなってしまう。トランジスタ本体にはA733とマークされ、にもかかわらずピンの並びが違う訳だから。もちろん2SC945の互換品も上記の会社には掲載されていて、それぞれKSC945またはKTC945とあります。NEC製かどうか自分の目で見て確かめるしかないなぁ。

写真で写っている上2本がNEC製で下2本が問題のA733C

2SA733C

2009/02/15(日)2SC945 一石レフレックスラジオの製作

一石レフレックスラジオ

ラジオ組んでみました。検波段にある3.3kの抵抗が肝。これを取り外すと発振しまくった。トランジスタを取り替えて楽しめるようにバイアスは可変式。

バイアスはコレクタ電流が0.5mAになるようにする。0.3mAでは感度がガクンと下がるのが判る。2mAだと混信が多くなりその上、鼻が詰まったような音になる。これはST-30の限界だろう。

感度はhFEに比例する。2SC3622(実測hFE=1500)は最高だった。2SC1906(実測hFE=160)も割と良かった(この石は高周波増幅部分でゲインが稼げるのだろう)。ここではやっぱり大好きな2SC945として暫く使い込むことにする。

1Tr Radio

2009/02/11(水)トランジスタのマクロ撮影 2SB187 2SC454 2SC536 2SC945

2SB187

SANYO Ge.A PA用 25V/150mA 200mA Rank=赤(90~140) Hfe=135(実測)

2SB187

2SC454

HITACHI Si.E RF,Conv,Mix用 30V/100mA 200mW Rank=B(100~200) Ft=230MHz Hfe=175(実測)

2SC454

2SC536

SANYO Si.P RF,Conv,Mix,OSC用 40V/100mA 200mW Rank=F(160~320) Ft=100MHz Hfe=335(実測)

2SC536

2SC945 TO-92

NEC Si.E RF,AF用 60V/100mA 250mW Ft=250MHz Rank=P(200~400) Hfe=275(実測)

2SC945P

2SC945 旧パッケージ(1971年製)

NEC Si.E RF,AF用 60V/100mA 250mW Ft=250MHz Rank=Q(135~270) Hfe=300(実測)

2SC945Q

2008/06/15(日)足元ライト

足元ライト

足元ライト

フォトトランジスターによるワンショットマルチバイブレータ回路で駆動されたLEDライト。

夜、部屋の明かりを消すと一定時間LEDが点灯するという物。

ヒントとなったのは、電子マスカットさんのサイトにあった白色LEDを使った就寝専用常夜灯です。CDSの代わりに家にあったフォトトランジスタ TPS603 を使用。

火傷

ユニバーサル基板に組んで、電源を入れると何時まで経ってもLEDが消えない。配線間違いだろうとトランジスタに触れたとたん指先に火傷を負った。乾電池ってバカに出来ないなぁ。それでもキチンと配線を終えると、何事も無かったように正常に動作する。2SC945も凄いなぁ。

2007/11/26(月)HT7750

HT7750の追試

昨日の実験ではダイオードによる差異があまりみられなかったが、裏技であるLX-GND間にコンデンサーを入れると確かに小電圧時に出力増強を得ることが出来る。しかし3Vで実験すると大した差は出なかった。そこでこのコンデンサーが無い状態で実験してみると、ダイオードによって出力に差が出ることが判った

下の実験結果でIcは一次側の電流。Voutは二次側の出力電圧。

しかし相変わらず、コイルの辺りをテスターやらオシロのプローブ、その他にも指で触った程度で出力が増大するという怪奇現象は起こる。

ダイオードIc(mA)Vout(V)
11EQS1016.13.02
1DL4A112.83
1SS1318.22.75
1S2076A7.52.72
ERA15-067.22.65

デジタルテスター便利!

実験データを得るのに最初は古くから使っているHIOKIのアナログテスターだが、データ収集にはデジタルテスターが便利だ。それに今回のように低電圧の電流を読むときにはアナログテスターではどうしても内部抵抗(ブリーダー)の影響が出てしまう。

テスターの電流計のレンジは30mAと300mAだが、300mAのレンジでは2.5mAが識別できる最小単位だし、30mAレンジでは内部抵抗の影響が出てしまう

今回はホームセンターで千円程度で購入したデジタルテスターが活躍した