2023/01/21(土)一石 レフレックスラジオ ゲルマニウムトランジスター版
結果はというと2SA100超えの感度でした。一本しかないので同じ品番でも大きくバラつきがあると思いますが良い成績です。惜しむは錆ている事です。2SA100と2SA353の共通項は合金接合ドリフト形で且つhfeが大きい事ですね。現代のシリコントランジスタであればトランジスタを変えても感度差は殆どありません。しかしゲルマトランジスタとなると大きく差が出ました。ネットを漁ると2SA221でもレフレックスラジオでの制作例がありましたので、自分も入手して試してみたいですね。

2022/11/09(水)2SA52 ゲルマニウムトランジスタ使用 2石スーパーラジオの製作
バラックで作ってみたテストベンチ

パーツボックスに潤沢にある古いトランジスタを死蔵させない為とブレッドボードでラジオ作れないかなと思い作成。
簡単な工作だけれど、木の板やプラバンを切り出して土台を作ったり、バリコンの穴を開けたりと結構な作業量。
本来は1石(2SA101)の周波数変換だけのラジオを作ってみたが、音が小さいのでIFTの後にバッファー段を追加してみた。4局が受信出来る。しかしそれでも音が小さいのでバッファーを2SA101から2SA733のシリコンに変更したら大きな音で聞こえるようになった。
1石レフレックスラジオ(2SA100)の方が音量は大きい。しかしスーパーラジオは分離が良い。レフレックスでは遠方の1008KHzが近隣の1143KHzにかき消されて受信出来なかったがスーパーラジオでは聞こえる。
2石スーパーラジオの回路図

バーアンテナ・OSC・IFTはパーツボックスにあった購入先不明品。特にIFT(黒)は1-2ピン間の方がテスターで測定した結果、抵抗値が低かったため通常とは異なる配線。IFT変換基板とバリコン(TN223-150/70)はAitendoさんより購入。
2022/12/28訂正.2023/02/04再訂正
IFTの配線を2-3ピン間に変更した所、音量が2倍以上大きくなりました。この部分は巻線比ではなくインピーダンスが重要だったのですね。
また初段のトランジスタを2SA101(Matsushita)から2SA52(TOSHIBA)に変更。バイアスの調整範囲が広く使いやすいです。感度も少し良くなりました。初段の電流はエミッタ電圧が700mV程度になるように調整します。450mV以下では発振せず、900mVを超える辺りから急激に感度が低下します。
当初2SA49へ交換して気を良くしていたのですが、温度変化に敏感で、発信気味で使いずらく、2SA52に交換しました。
IFTの二次側スペクトラム(828KHz受信時)
IFTの二次側をオシロで確認。左から中間周波数(455KHz),局部発振(1283KHz),局部発振の二次高調波(2566KHz)がハッキリと読み取れる。特に局部発振が駄々漏れだった。IFTが1段では取りきれない物なのだろうか。
2022/01/25(火)ラジオ用の2.5mmプラグイヤホンを入手
2.5mmプラグのイヤホン
安価なイヤホンは100円ショップで沢山売っていますがナント2.5mmプラグのカナル式イヤホンが売っていました。AceとかHomerの古いラジオは2.5mmジャックが付いていますがこれのイヤホンとなると今では入手が難しいと思っていました。しかしダイソー売っているという事は今でも現役で使われている機器があるのでしょうかね。このサイズ。

2020/12/05(土)引っ越しの整理で、ホーマー 4SP-420が2台も出てきた
古いラジオが発掘された。

どちらも同じ4SP-420だが片方はシリコントランジスタ(2SC1359,2SC828x3)でもう一方はゲルマニウムトランジスタ(2SA100,2SB176x3)を使用している。

シリコントランジスタの方では全てが2SC828でも問題ないと思われるが、敢えて高周波用のトランジスタを使っている所が素晴らしい。
4石レフレックスラジオ
回路構成はレフレックスラジオ。簡単に言えば1石レフレックス+低周波増幅の後にトランスを用いたプッシュプル出力回路。よく見るとゲルマニウムトランジスタ式の方には出力段のプッシュプル回路部分に温度補正用のバイアス調整部品(サーミスタなど)が入っていない。時間が取れたら回路を追ってみる事にしよう。どちらも電池をセットして鳴ることが確認出来たので今日はこのまま元の場所に戻そう。
2010/05/24(月)レフレックスラジオ
[ラジオ]レフレックスラジオ向きのトランジスタ
耳で判断しているので性能は相対値。L0(聞こえない) L1(小さいが聞こえる)...L5(よく聞こえる)
ゲルマトランジスタ
同一品でもバラつきが大きいが、ドリフト型で且つhFEが高い物が良いようだ
L0 2SA202 2SA203
L1 2SA49 2SA101 2SA472
L2 2SA476
L3 2SA104
L4 2SA100 2SA77
2023/01/21追記
L5 2SA353
シリコントランジスタ
汎用品は大差がなかったが、中出力の物は感度が落ちている
L3 2SC735 2SC2001 2SC2120
L5 2SC372 2SC454 2SC536 2SC711 2SC717 2SC828 2SC829 2SC945 2SC1815
L5 2SC1906 2SC2878 2SC3355 2SC1923 2SC3622